ハイデルベルク日本語補習校は、2003年の補習授業校認定以来、早20年が経ちました。その20周年創立記念として、3月には、卒業式・学習発表会を盛大に行い、在ミュンヘン日本国総領事館の別所総領事を初め、本校の教育に深いご理解と温かいご支援をいただいている来賓の方々に多数ご参列いただきました。皆さまには、巣立ちゆく卒業生の門出に華を添えていただきましたこと、心より感謝いたします。

 本校は、前身の「日本語教室」が1985年に設立されてから今日に至るまで、たくさんの方々に支えられてきました。そして何より、日本語と日本文化を子供たちに残したいという情熱をもった保護者の皆さん、そして先生方が、共に手を組んで歩んできたからこそ、ここまで来ることができたのではないでしょうか。昨年度は、これまでの歴史を振り返り、改めて補習校の重要さ、その意義を再確認した年となりました。

 ハイデルベルク日本語補習授業校が、在校生、卒業生、ご家族に留まらず、日本語に通じる全ての方々の、心の拠り所であり続けてほしいと心から願います。その持続のために、講師および執行部一同、引き続き日々全力で取り組んで参ります。

2024年4月30日 校長 ディートリッヒ菜穂